廣瀬製紙株式会社

PRODUCTS 製品紹介

断熱シート(OS)

OSは、合成繊維と一緒に特殊なシリカを抄き込み、空気並みの低熱伝導率を実現した次世代型の薄膜断熱材です。熱伝導率は0.023W/m・Kと低く、厚さは0.1~1mmまで対応可能です。クリアランスがなく、従来の断熱材を使用できなかった箇所での使用や、既存断熱材の補助材としての使用、放熱材など他素材と複合させての使用など様々な使用方法があります。

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用途

  • スマートフォンやスマートウォッチなどの電子デバイスの熱対策用断熱材など
    (1㎜以下の非常に狭いスペースで断熱効果を求めるケースで特徴が生かされます)

特徴

【補足説明事項】
■断熱性能
断熱性能は熱の伝わりにくさ(熱伝導率)と熱の移動距離(断熱材の厚さ)で決まります。
断熱紙は熱伝導率は低いので熱を伝えにくい素材ではありますが、厚さが1mm以下と非常に薄いです。
発泡スチロールやウレタンフォームなど厚みのある素材には断熱性能で勝てません。
熱抵抗値の観点で、1.2㎜厚の発泡スチロールと0.6㎜厚の弊社品が同じぐらいの性能イメージです。
■採用実績
スマートフォンやスマートウォッチなど厚み制限のある用途となっております。(厚み1㎜以下のクリアランス)
■生産ロット:約1,000mm幅×2,000m
他案件の生産残での在庫があれば、上記より少量(5m~)の対応も可能です。
現在少量在庫あるのは、0.1mm、0.3mm厚品となり、BASEよりサンプル販売をしております
https://hirosepaper.thebase.in/
■価格
原料のシリカエアロゲルが高価ですので、断熱紙もかなり高価です。
厚み0.1㎜~0.6㎜で4桁後半/㎡台の量産価格イメージです。
■粉落ち
PET繊維と粉体(シリカエアロゲル)で紙を作っております。
PET繊維間にバインダーを使用して粉体を定着はさせていますが、完全ではなく粉落ちが発生します。
断熱紙を触るとこの粉体(シリカエアロゲル)が手につきます。
現在打ち抜きの加工メーカーより、ラミやパウチ等の加工を行い提案させていただいております。
■耐熱温度
断熱紙はPET繊維が主体となっておりますので、耐熱温度はPETに準じます。